粗悪品にご注意!プロポリスの見分け方
プロポリスを試してみようと思った時、気になるのが品質です。多くに商品がありすぎて、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
プロポリスの品質は、どのようにして見分けたらいいのでしょうか。
産地
まず、産地で選びます。最高品質といわれるブラジル産は、アレクリンという樹木から採集性の高いアメリカナイズドミツバチが集めたグリーンプロポリスがあります。
他国産では見られないアルテピリンCやp-クマル酸などの桂皮酸誘導体を含み、強力な抗がん作用があります。
ユーカリの木から採集するオーストラリア産は、強力な殺菌作用と、ハーブとしてのユーカリの爽やかな香りが特徴です。
このように、産地や国による成分の違いは、プロポリスの品質や評価に大きな影響を与えます。
グレード
同じ産地でも、グレードの違いはプロポリスの品質を大きく左右します。産地や企業などでグレードでプロポリスの原塊を分けています。
最上級グレードは大きな塊になっており、樹木の香りも感じられます。
最下級のグレードはプロポリス独特のヤニ成分が含まれていないため粉末状で、不純物も混入しています。
最下級のものは、加工して製品としても臭いだけで、有効成分はほとんど含まれていません。
濃度
製品となった時に品質の判断で重要なものが濃度です。固形分の含有量を示す乾燥エキス濃度(w/v)が、成分の含有量を正しく表しています。
11%以上が良質なものとされ、20~25%が理想的な濃度といわれます。
他の測定方法では、プロポリス自体の成分量が正しく測定されているとは言えませんので、良質とは言えません。
企業
良質品か粗悪品化を見極めるポイントは、国や企業です。ネットのホームページや口コミ情報などを確認することが大切です。
例えば、ドイツでは、プロポリスを医薬品として取り扱っていますが、それは厳しい品質基準を満たしているからです。
レホルム製品として認証を受けたものであれば、安心して飲むことができます。
一方、中国では、プロポリスの人気が高まった際に多くの粗悪品が販売されていました。
プロポリス成分90%以上と謳いながら、実際には5%程度しか含まれていませんでした。
国を挙げて規制に取り組んでいますが、国の体質として改善が進んでいるのか疑問がありますので、利用するには不安なものです。
プロポリスの製造・販売を行っている企業はたくさんありますので、購入前にしっかり確認することが必要です。
プロポリスを見分けるには、製品の内容と企業の信頼度が大切です。
企業の大小や知名度ではなく、企業のものづくりに対する姿勢を見るほうがいいでしょう。
高品質の原塊でも1㎏数千円程度ですから、高額だから良質、低額だから粗悪品という偏見を持たずに見ることが大切です。