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プロポリスに賞味期限はあるの?

「三日坊主」という方も多いのではないでしょうか。
健康に良いからとはじめたプロポリスも、いつしか飲まなくなり、気づいたら賞味期限を過ぎているということがあります。
殺菌・抗菌作用が強いはずのプロポリスは、賞味期限を過ぎたら飲めないのでしょうか。

プロポリスは腐るのか

プロポリスは、ミツバチが植物から採取した樹液や樹脂を唾液に含まれる酵素と混ぜて作ったものです。
寄生者や細菌などから巣を守るために強い殺菌・抗菌作用があり、腐らないと言われています。
そのため、エジプトでは防腐剤としてミイラづくりに使われ、死骸の腐敗を防いでいます。

また、プロポリスを原塊から抽出する方法としてはアルコール抽出法が主流となっています。
エタノール(食用アルコール)を使用してプロポリスを溶かし、ろ過して製品とします。
このアルコールにも殺菌作用がありますので、プロポリスは腐る可能性はありません。

使うのを忘れ、長期間放置していたとしても、アルコールが気化し濃度が高くなるだけで、品質が変わることはありません。
市販されている商品にも熟成期間5年、10年の長期のものがあります。
でき立てのフレッシュなものの方がいいという意見もあり、長期熟成したものが品質的に優れているかはわかりませんが、期限を気にすることなく使えることは確かでしょう。

プロポリスの賞味期限

製品としてのプロポリスには、賞味期限がパッケージに記載されています。
これは、プロポリスが食品としての取り扱われているためです。
食品衛生法に従い賞味期限を表示する義務があります。
プロポリスの業界団体一般社団法人日本プロポリス協議会の自主規格基準でも表示が規定されています。
ただし、表示する賞味期限については各メーカーに委ねられており、1~3年ほどの期間で設定されています。

プロポリス液であれば、賞味期限を過ぎたとしても、品質についての懸念はありません。
プロポリスを配合したキャンディーやガム、スプレーなど製品については、使いやすくするために香料や甘味料などの添加物が含まれていますので、賞味期限内に使い切るようにしましょう。

プロポリスは食品としての賞味期限はありますが、実質的な賞味期限はありません。
しかし、毎日摂取するから健康のためになるものです。
毎日摂取していれば、賞味期限を気にしなくても使い切ってしまうものです。
毎日忘れずに飲む方法を考えることの方が大切です。