ポプラ系プロポリス
プロポリスは産地によって、ミツバチが樹液や樹脂を採取する気が異なり、有効成分にも違いがあります。ブラジルではユーカリやアレクリン、松など。
オーストラリアではユーカリ、ヨーロッパやアメリカ、中国などでは、カバ、ポプラ、松など木から採取しますが、その中でも大きな割合を占めるポプラ系プロポリスとは、どのようなものでしょうか。
ポプラ系プロポリスの特徴
ポプラ系プロポリスは、ヨーロッパや中国が中心となっており、日本でも採取されています。フラボノイドの含有量が多いことが特徴です。
プロポリスに含まれるフラボノイドの種類は数千種以上といわれ、そのうち500種類以上が確認されています。
フラボノイドには、水溶性・脂溶性の2種類があります。
ポプラ系のプロポリスは、この両方をバランスよく含んでいます。
このバランスの良さが、フラボノイドの薬効を高いものにしています。
また、ポプラ系の植物の芽には、抗菌性の高いフェノール化合物が何種類も含まれています。
クリシン、ガランギン、ピノセンブリンなどの薬効が、そのままプロポリスの特徴的な薬効となっています。
ポプラ系プロポリスの効果
抗菌、消炎、抗酸化作用、血管強化、血行促進、免疫力強化、抗アレルギー、抗腫瘍作用、抗がん作用、抗血栓、抗ウイルス作用、コラーゲンの合成強化、鎮静作用、精神安定効果など、多くの作用が確認されています。抗菌・消炎作用は、歯周病や歯肉炎など口内の健康を保ちます。
抗酸化作用は活性酸素の働きを抑え、老化を防ぎ、コラーゲンの合成強化作用は、肌を美しさと若々しさを保ってくれます。
免疫力強化、抗アレルギー作用はアレルギー体質の改善が期待できます。
血管強化・血行促進・抗血栓作用は、血管を若々しく丈夫にしてくれますので、動脈硬化などの血管の病気を予防してくれます。
抗腫瘍作用や抗がん作用もすでにありますが、さらに高い薬効を得るための抽出法の研究も進められています。
ハチが体内の酵素を使ってプロポリスを作るのとは逆に、酵素を使って原塊を分解する方法です。
他の抽出法と違い、溶媒を使うことで成分を変質させたり、損なったりすることがありませんので、フラボノイドなどの有効成分を余すところなく利用でき、より高い抗腫瘍・抗がん作用が得られます。
もちろん、他の成分の薬効も高まります。