プロポリスは幼児に飲ませても大丈夫か
健康に優れた効果のあるプロポリスを早く子供にも飲ませて、風邪やインフルエンザにもかからないようにしてあげたいと思うのが親心です。でも、ハチミツと同じ蜂製品で、アルコールまで含まれています。
いくつになったら与えてもいいのか迷ってしまいます。
1歳以上から飲めます
ハチミツにはボツリヌス菌が含まれている可能性があるため、1歳未満の乳幼児には与えてはいけません。プロポリスも同じ蜂製品ですから、ボツリヌス菌を含む可能性があるため、与えないほうがいいといわれています。
大人にとっては問題のないボツリヌス菌も、ミルクや離乳食程度しか食べていいない1歳未満の乳幼児の消化器官は未熟で短いため、腸まで届き繁殖し、命を奪うことさえあります。
1歳以上になると、消化器官も成長し、与えることも可能になります。
しかし、3歳程度までは、雑菌と接触することにより免疫力を高めるということもありますので、急いでプロポリスを飲ませる必要はありません。
また、年齢も目安でしかありませんので、健康状態などによって異なります。
使用に関しては医師と相談のうえ、対応しましょう。
プロポリスメーカーの子供用のプロポリスも、成分の含有量の違いもあるのでしょうが、5歳以上、7歳以上など、ある程度成長した段階で摂取するような年齢設定になっています。
アルコール
プロポリスに含まれるアルコールも気になります。プロポリス液の約3分の2がアルコールと聞けば、非常に高いように思えます。
30mlの中20mlがアルコールというと不安になりますが、1日の摂取量の目安は1mlですから、アルコール分は0.6mlです。
100mlのジュースに混ぜれば0.006mlですから、ノンアルコールビールよりもはるかに少ない量ですから、全く心配する必要はないでしょう。
病気
プロポリスを子供に飲ませることで、風邪やインフルエンザの予防ばかりではなく、発熱や耳痛などの症状を伴う急性中耳炎の予防効果が確認されています。プロポリスに含まれるフラボノイドや亜鉛が、細菌の増殖を抑制しています。
アレルギー体質や喘息などの場合は、注意が必要です。
医師と相談のうえ、使用の可否を判断する必要があります。
プロポリスには抗アレルギー作用がありますので、少量ずつの使用で免疫力を高め、アレルギーが改善されたというデータもあります。
しかし、プロポリスはまだ研究の途上にあり、不明な点が多くあります。
気になることがあれば、医師と相談の上使用するか、使用を控えたほうがいいでしょう。
優れた効能を持つプロポリスでも、急いで飲ませる必要はありません。
とくに、幼児の場合は、自分ではできませんので、安全な服用管理も必要になります。
子供の成長の段階で、健康や体調を見極めて、必要に応じて使用しましょう。