高品質のプロポリスとは
世界各国でプロポリスは生産されています。しかし、品質には大きな差があります。
同じプロポリスでも、有効成分や成分量が異なります。
産地や原料となる植物、ハチなどが大きく影響しています。
原料となる樹木の違い
ヨーロッパや中国では、プロポリスの起源植物となっているのはポプラの木です。フラボノイドを主成分として豊富に含んでいます。
世界で最も高品質のプロポリスを生産するといわれるブラジルでも、さらにすぐれた品質を生み出す樹木といわれるのがキク科の樹木アレクリンです。
フラボノイドはもちろんですが、アルテピリンCや桂皮酸誘導体なども桁違いに多く含んでいます。
この木の生息地は極めて狭い地域に限られていますので、最上級品「グリーンプロポリス」として非常に高価になっています。
ハチの違い
ヨーロッパなどで樹液や樹脂を採取してプロポリスを作るのはセイヨウミツバチです。高品質のプロポリスを生み出すブラジルのハチは、元々ブラジルにいたセイヨウミツバチとハチミツを採取する能力の高いアフリカミツバチを交配したアフリカナイズドミツバチです。
防衛本能が強く、早く、大量のプロポリスを生産します。
湿度の高いアマゾンで、病気から巣を守るために、原料を自身の酵素と混ぜ合わせ、強力なプロポリスを生産します。
原塊の6等級
プロポリスの原料となる原塊は、品質によって6等級に分けられています。最上級のものは、やや湿気があり柔らかく、板状になっています。
等級が下がるにつれて、形は小さくなり、水分も少なくなります。
最下級のものは、ほとんど粉状で、乾燥しています。
有用成分を多く含むほど弾力性があり、形を保っており、有用成分が少ないから乾燥して形を作ることができないのです。
原料の段階でも、最上級のものと最下級のものの価格の差は3倍以上といわれますので、製品化されれば、それ以上の大きな差となります。
高品質のプロポリスの選び方
製品には濃度やプロポリス以外の成分についての説明が多く、肝心のプロポリスについての説明がされていないものが多くあります。高濃度と記載されていても、等級によって大きく違います。
継続的に利用する際は、製品ごとに大きな価格差がありますが、価格に関係なく産地や等級などプロポリス自体の品質に関わる質問をし、納得できてから利用しましょう。