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プロポリスの濃度をチェック

プロポリスを始めてみようと思っても、いろいろなタイプがありますので、迷ってしまいます。
高品質のものを選ぶという場合、その一つの指標となるのはプロポリスの濃度です。
プロポリス濃度測定には二つの方法がありますので、それらについて説明しましょう。

BRIX濃度(%)

BRIX値は、食品やワインなどのショ糖濃度測定に使われるメモリの単位名です。
糖度計を使い、光の屈折率により溶液中の固形分の割合を測定します。
この測定方法では高い数値が出やすいため、この数値をプロポリスの濃度として採用しているメーカーもあります。
ショ糖濃度を測定する方法ですから、ハチミツや砂糖などの糖分を加えれば、高い数値が得られますので、必ずしも適正な方法だとは言えません。

乾性エキス濃度(w/v%)

プロポリス業界の健全な発展と消費者の健康に寄与する機関として設立された業界団体である一般社団法人日本プロポリス協議会も適正な規格として認めているのが乾性エキス濃度です。
wは成分量、vは全体の量を表し、原塊に含まれる不純物を取り除いたプロポリスの量が製品中にどれだけ含まれているかを測定します。
蜜蝋成分除去後のプロポリス抽出液2mlを約2時間105度の高熱で乾燥し、残った量を計測します。
成分が気化する可能性はありますが、BRIX濃度よりも正確で信頼性が高いものとされています。
世界のプロポリス関連の機関でも、標準的な表示方法となっています。

適正な濃度とは

適正と考えられる濃度は20~25%(w/v%)程度です。
乾性エキス濃度もアルコールを飛ばしたり、荒い目のフィルターを使用することで濃度を高くすることは可能です。
しかし、濃度が高すぎると、飲用には適さないものとなります。
通常でも独特のにおいや刺激的な辛みや苦みがありますので、濃縮されたものは刺激が強すぎます。
たとえ飲めたとしても、身体が吸収できずに排出されることもあれば、健康にいいはずのものが、逆に健康を損なう可能性もあります。

市販されているアルコール抽出のプロポリス8~20%(w/v%)程度のものが多く、飲みやすくなっています。
濃度が高ければいいというものではなく、無理なく飲めて、健康増進につながることが大切です。
自分に合った濃度を知り、継続的に飲みましょう。