プロポリス配合の点眼剤でものもらいの治療
プロポリスは万能薬といわれるように、医薬品ではなくても多くの病気に優れた作用があります。水抽出法で抽出されたワックスフリーのプロポリスを配合した点眼剤は、結膜炎や眼精疲労、ものもらいなどに効果があります。
今回は、物貰いに対しての効果を見てみます。
ものもらいとは
ものもらいは大きく分けて2種類あります。一般的にものもらいといわれる麦粒腫と霰粒腫です。
麦粒腫
麦粒腫は、まつ毛の後ろにある皮脂を分泌するマイボーム腺が黄色ブドウ球菌に感染して化膿した状態です。黄色ブドウ球菌は、手指や皮膚、髪の毛など至る所に存在する菌で、感染力は弱いものです。
免疫力が低下した時などに感染します。
抗菌点眼薬や抗菌眼軟膏で治療を行い、約1~2週間で治ります。
まれに重症化した場合は、切開して膿を出すこともあります。
患部を清潔にして触らないことが早く治すことになります。
霰粒腫
霰粒腫は、まつ毛の後ろにある皮脂を分泌するマイボーム腺が、何らかの理由で詰まり、皮脂が溜まった状態です。溜まった皮脂は自然と破れ排出されることが多いのですが、その際に黄色ブドウ球菌に感染し、化膿性霰粒腫となり、麦粒腫と同じような症状になります。
通常は数日で快方に向かいますが、症状が改善せず長期間放置すると、溜まった皮脂は自然に排出されにくく、悪化の可能性がありますので、病院受診が必要になります。
プロポリス配合の点眼剤の効果
麦粒腫では、プロポリス配合の点眼剤には殺菌・抗菌作用、抗炎症作用がありますので、黄色ブドウ球菌や雑菌を除菌し患部を清潔に保ち、炎症を抑える効果があります。皮膚が破れ膿が出ても、患部を消毒、炎症抑制、皮膚の再生作用で治りを早めます。
霰粒腫では、プロポリスを点眼して患部を清潔に保ち、自然に吸収されるか、自然に破裂するのを待つだけです。
プロポリスを点眼することで、自然に破裂した場合の細菌の感染を防ぎ、化膿性霰粒腫の予防にもなります。
プロポリス配合の点眼剤はものもらいにも有効なものです。
しかし、プロポリス配合の点眼剤は手に入れるのは難しいものです。
水抽出のプロポリスで作ることはできますが、安全性が懸念されます。
医師と相談の上、対応したほうがいいでしょう。
まず、黄色ブドウ球菌は感染力の弱いものですから、免疫力を高め、目の周辺を清潔に保ち、感染しないように予防しましょう。